BenQのイベントで4Kプロジェクターを観察してきた
BenQと聞いて何を思い浮かべるでしょう。パソコンモニターをデュアルにしようとする人ならモニターのブランド。プロジェクターに興味がある人ならプロジェクターのブランド。ガジェットにちょっと詳しい人でも、受け取り方はさまざまではないでしょうか。
BenQは、先のように液晶モニターやプロジェクターなどを扱う台湾のメーカー。日本の家電量販店にはあまり並んでいませんが、Amazonなどのネット通販で見かけることが多いと思います。
そんなBenQが手がける、その分野ではトップを走っている製品のイベントに参加してきたので、その様子を共有したいと思います。
BenQの4KプロジェクターHT8050
以前にハイビジョン(2K)のHT3050を使わせていただいた際ですら、その迫力に感動を覚えたのに、さすがにそれを遥かに凌ぐような映像の美しさ。
当日はスクリーンも設置されており、画面サイズとしても120インチと、自宅で見た80インチより大きいということもありますが、やはり4Kの映像は細部まで再現されていて非常に美しいと感じられます。
HT8050は、ルーカスフィルムからはじまった規格であるTHXの4Kプロジェクター。映画館と同じ方式のDLPが4Kになってでてきたというもの。世界初のLEDを光源とした商品でもあります。
画素数は830万画素で、これを実現しているメーカーは少ないのだとか。DLPとしてはBenQはトップを走っていると、担当者のかたも意気込んでおりました。
ただ、難点としてはこのボディの大きさでしょうか。奥行56.4cm、幅47cmというガステーブルとほぼ同じくらいのサイズに、14.8kgという重量。
4Kのプロジェクターは大きな冷却装置が必要なため、スキマなどが必要となることから本体がかなり大きくなってしまうそうなのですが、これはなかなかの代物です。メーカー側としても今後半分くらいのサイズにできることを期待しているとのことですが、天吊りするにもちょっとこの大きさだと不安を感じるかもしれませんね。見た目はゴツくて悪くないのですが。
日本での発売は検討中のX12000(日本ではHT9050)
会場には、日本未発売の最上位機種、X12000も展示されておりました。見た目やサイズ的にはHT8050と同じようなのですが、さらにパフォーマンスの高いものであるようです。
会場で使われていたワイヤレスのプレゼンテーションキットも気になった
当日、会場で使われていたInstaShowも気になりました。ワイヤレスでPCとつなぎ、プレゼンモードとビデオモードをボタンひとつで切り替えていました。これはセミナーで動画とスライドを交互に映すときにもスマートにできそうで良いですね。
と、こんなようにプロジェクターを見てまいりましたが、HT8050の予想実勢価格は66万前後とすぐに手がだせそうな金額でないことは確か。ひとつ下のHT6050でも34万前後なので、4Kを楽しみたいならHT60550、2Kでも大画面であることが嬉しいのであれば10万前後のHT3050から入るのが良いかもしれませんね。
しかし、100インチ以上のテレビを買うよりはぐんとお安く、しかも映画館と同じ方式のDLPであるという点からも、心をくすぐられるところです。
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