景気をタコメーターで予想してくれるデスクトップガジェット「景気予報メーター」
これはかなりおもしろいかも。世間では100年に一度の経済危機だなんて言われ、誰もがこの不況が長引くと口をそろえる中、Googleデスクトップガジェットで景気を予想してくれるというものが出てきました。
太陽黒点数から景気を予報する「景気予報メーター」
「景気予報メーター」は、ジェヴォンズが唱えた景気循環の太陽黒点説に基づいて、太陽の元気度をタコメーターで表示するデスクトップガジェット。
今までの日本の好景気時にはどの程度の黒点数があったかもタコメーターに表示されていて、非常に興味深いです。
景気予報メーターを使ってみた
↑このようになります。太陽、まったく元気ないし。。。
予報では2012年1月がピークとか。
「どうせやらせじゃないのか?」と思われたあなたのために、そして私も経済学部を出たにも関わらず、まったくもって忘れていたので調べなおしてみましたw
太陽黒点と景気循環の関係
出典:File:Sunspot-number.png – Wikimedia Commons
↑これが太陽黒点相対数のグラフ。
そして下の表は、日本の景気の波。比べてみると、確かに合致するところが多いですよね。
日本の景気の波 | |
---|---|
1945年~1949年 | 戦後インフレ |
1949年~1950年 | 安定不況 |
1950年~1953年 | 朝鮮特需 |
1953年~1954年 | 朝鮮戦争後の不況 |
1955年~1957年 | 神武景気 |
1957年~1958年 | なべ底不況 |
1958年~1961年 | 岩戸景気 |
1963年~1964年 | オリンピック景気 |
1964年~1965年 | 証券不況 |
1966年~1970年 | いざなぎ景気 |
1983年~1985年 | 円高不況 |
1986年~1991年 | バブル景気 |
1992年~2001年 | 複合不況 |
2002年~2007年 | いざなみ景気 |
2008年~ | 世界金融不況(仮称) |
こうやって見てみるのもおもしろいものですね、もちろんこれだけで景気がすべて予測できるわけではないでしょうが、大体の指標として考えてみても、次の好景気には何が起因するのか見えてくるところもあるのではないでしょうか。
興味のある方は景気予報メーター公式サイトへどうぞ。
実践ばかりに目が行きがちだけど、こういった昔から言われていることも頭においておきながら行動するのも大事なのかなと考えさせられるものでした。久々に学校の授業を受けた感がww
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