SEOの裏技とか、最新技術とか、いろいろなものが世の中にあふれています。しかし、必ず知っておかなければならないのが、時代遅れとなり、今となってはスパム扱いとなってしまうようなSEOの技術。そのTOP10をご紹介します。
- キーワードを詰め込む
昔々、ページ全体に極端な量の同一キーワードが詰め込まれていると効果的であるといわれていました。さらに、そのキーワードをメタタグにも大量に詰め込むことも含まれています。SEOの幻想はここから始まったと言っていいでしょう。
- クローキング
以前、SEOの技として、人がブラウザで表示するときと、クローラが見る場合で違うページを読み込ませるクローキングという技術がありました。(数ヶ月前にYahoo!が自らクローキングしているという疑惑もありました。:参考記事:)
今ではガイドライン違反に指定されており、発見された場合はインデックスを削除されてしまいます。
- 長~いURL
URLが基本英語の為、日本ではなじみが薄いものですが、検索エンジンがURLでもキーワードを判別するので、やはりここにもキーワードを羅列する行為が頻発しました。
しかし、長すぎるURLはクローラの作業を妨げてしまいます。URLはポイントを絞って重要なキーワードを使い、内容をイメージできるものにしましょう。って英語だけどね。。。URLの長さは特に確証はないようですが、Googleは英数字で85文字が一行で表示でき、Yahooでは55文字以上は「…」と表示されるようです。それよりも短いというのが指標になりそうですね。
- 過剰なリンクビルディング
品質の高いページからのリンクや関連したリンクを構築することは、検索順位を上げるための非常に有効な方法です。でも、検索エンジンは「検索順位を上げるためだけ」のリンクを構築することは望んでいません。
たとえば、2年間サイトを運営していて、被リンクが合計50あり、次の月に50だった被リンクが4,000になっていたら、検索エンジンはそのサイトをインデックスから削除する可能性がかなり高くなります。
- 不適切なリダイレクト
サイトの引越しなどの際に他のページに間違った方法でリダイレクトをかけてしまうことは、検索順位に対してマイナスな効果を与えてしまう可能性があります。検索エンジンが好むリダイレクトの方法は、永久に他のページへリダイレクトをかける301リダイレクトです。
301リダイレクト以外の方法は、実際に複数の内容を表示させてしまうため、問題が発生する可能性が高くなります。
- ページタイトルの誤用
ページタイトルは、そのページの内容がどのようなものであるかを認識するための重要な役割を担っています。ページタイトルの長さは、重要キーワードを含んだ5~7語が最適です。長すぎるタイトルをつけるのは避けるようにしましょう。
そして、サイト名のブランディングを行うためにも、ページタイトルにはサイト名を入れるようにしましょう。検索エンジンは、タイトルの始めの方を重要視するので、サイト名はタイトルの後にすることが一番望ましくなります。
- フレームを使う
フレームを使って複数のページを表示することは、検索エンジンのクローリングに対して重大な問題を与えてしまうことがあります。多くの場合、クローラが複数ページのうち、1つしか認識してくれない問題が起きています。要するに、せっかく作ったコンテンツが、検索エンジンから認識されないことになる可能性が高いんです。そんなのもったいないですよね。
- コードを膨れ上がらせる
HTMLなどのコードが膨れ上がるほど多いサイトは、検索エンジンから嫌われてしまう傾向にあります。たとえばスタイルシートを文中で指定したり、Head内に羅列したりするなど、要素はたくさんありますが、ページ内のコードとテキストの比率は重要なものになります。スタイルシートやJavascriptをできる限り外部ファイルにするなどして、なるべくコードの比率を低くするように心がけましょう。
- ナビゲーションを妨げる
訪問者を逃がさないために、サイト内のナビゲーションをさせないデザインなどがありますが、検索エンジンはそれをしっかりと見ています。ナビゲーションがしっかりと設けられていることは、サイトのSEOを成功させるためのすごい役割を担っています。逆を返せば、Javascriptやフラッシュでナビゲーションすることは、クローラがページを見つけるのを妨げることにもつながってしまうことがあります。
- 隠しテキスト
昔、訪問者には見えないが、クローラには見えるテキストを配置することがはやっていました。たとえば文字色と背景色が同じもので、しかもフォントサイズがとても小さくなっていると、訪問者には見えなくなります。
昔、ヤフオクなどでもこの方法が通用していましたが、今となっては最も危険な行為です。他にも隠す方法はありますが、それも今後通用しないものと変わっていくでしょうね。
どれも懐かしいものばかりですが、これを基本に考えていけば、どの情報が間違いで、どの情報が正しいかの見極めにもなりそうです。ただ、ここに時間をかけ過ぎるくらいなら、もっと有益なことに時間をかけたほうが早く成功へ近づくのではないか、という考えにもたどり着きそうですがね。