5年前に、私がインターネット業界へ入った時、そのスピード感に目を丸くした覚えがあります。毎度降って沸いてくるタスクに右往左往、その都度、決断であ

「知ったかぶり」で損してない?知らないことを認めてこそ思考する人になれる-書評

2009-04-09 | Sigeo | 0 | カテゴリ Lifehacks

5年前に、私がインターネット業界へ入った時、そのスピード感に目を丸くした覚えがあります。

毎度降って沸いてくるタスクに右往左往、その都度、決断であやふやなことを言ってしまう。次から次へと決断を迫られ、考える間もなく返答、そしてそれは失敗へと向かうw

いかに自分が、普段何も考えていなかったかを痛感させられたものです。

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このような状況を打破すべく思考力を、いかにして身に付けるか、マインドセットをし、具体的にどのようなアクションを起こせば良いかを教えてくれるのが、今回ご紹介する「榊原式スピード思考力」

「考える力」の土台になる能力として、最も重要なのは「自分はわかっていない」という事実を認識できることなのです。私はそれを「知的謙虚さ」と呼んでいます。

「知的謙虚さ」これは思考力に限らず、成功するためには必ず必要となってくる姿勢。本書でも、これを基盤としたマインドセットから入ります。

日常の全てに思考することが隠れている

なぜ知的謙虚さが必要なのか、それについて冒頭でこのように書いてありました。

なぜ知らなさに気付くことが重要かといえば、人は大人になると”わたしはいろんなことがわかっている”と誤解をします。

するとその時点で、「考える」という行為そのものがスタートしなくなってしまうのです。

これは考えることが始まらないだけでなく、もっと突っ込んで言えば、目の前にある「人との出会い」すら無駄にしてしまうことにも繋がります。

例えば、東国原知事もこんなことを言っています。

僕は、知事に就任したときに、「私は分からないことがあったら、どんなにつまらないことでも尋ねていくタイプの人間です。疑問に思ったことがあったら、納得が行くまで追求します。…」以下略

PRESIDENT 2009年 2/2号より

このケースも、常に疑問を持ち、常識に対しても思考しているからこそ、こういった姿勢が出来るんです。

そして、この「知的謙虚さ」の姿勢によって、県庁職員や県民からの信頼も得ることができ、90%を超える高支持率にも繋がっているんですよね。

本書では、こういった「考える」姿勢を作るところから、習慣術、訓練術、行動術の4つのセクションに分けられた50項目のヒントを教えてくれます。

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