ブログやサイトのブランディングを効果的に行う10の方法
「うんと、なんだったっけな~、ほら、あのFirefoxでGmail使うのに便利なツール紹介してたサイト。」
「あ、それってあのオレンジのサイトじゃね? リアルな拡声器のロゴの。」
「えっと”マーケティングなんとかブログ”とかいうやつ?」
これもライトなブランディングと言えるのでしょうかねw 人って結構視覚的に覚えていたり、言葉よりも鼻歌で覚えているっていうこと多いですよね。
ブログやサイトのブランディングを効果的に行う方法
一例を挙げます。 昨日、私は結婚式の直前にネクタイとシャツに肉まんの汁をこぼしましたw 水で濡らしてこすってみても油なんだからシミが落ちるわけがないし、その上朝早いので開いてるお店もほとんどない。
そんなとき、頭に浮かんだのは「油汚れに~ ジョイ」。
ちょうど式場が池袋だったので、歩いて10分のところにある自分のオフィスで早速ジョイを使ってシミ抜きw
シチュエーションが極端かもしれませんが、思いつくときってそんな感じではないでしょうか。(※ちなみにシミは見事に消えました。すごいぞジョイ!)
Bricks and mortar businesses have discovered the importance of branding decades ago, but on the web this is a relatively new trend (just five years ago you didn’t have that many websites around after all).
ブリック・アンド・モルタル(今で言うクリック&モルタルの語源)ビジネスでは今から十年前にブランディングが重要であるということを発見しました。 しかしウェブにおいてはこれは比較的新しいトレンドです。(ちょうど5年くらい前に注目され、多くのサイトはその後に作られている。)
これはネタ元のDailyBlogTipsからの引用。 確かにWEBでブランディングなんていう行動は数年前まであまり行われていませんでしたよね。 しかし、何でも大切なリピーター作りにも、新規顧客獲得にも欠かせないのがブランディング。
そんなWEBブランディングを効果的に行う10の方法の超訳を以下にご紹介します。
- ハッキリした目的を持つ
- ライティングスタイルを一貫させる
- スローガンにこだわる
- ロゴに投資する
- Faviconを使う
- デザインをコンテンツマッチさせる
- サイトの色味を一貫させる
- ソーシャルメディアでサイト名を使う
- 広告にお金を使う
- いたるところで拡散させる
1. ハッキリした目的を持つ
「ビジョンを明確にする」。方々の分野で耳にする言葉ですよね。 私もあまりえらそうなことは言えませんが、目的が明確でないことほど伝わらないものはありません。
「私はウェブの技術について書いてます。」
「私はペットのしつけについて書いてます。」
あるいは何らかの分かりやすい明確なコンセプトを持っている必要があります。 時間がかかるし大変だけど、これはとても重要なことです。
2. ライティングスタイルを一貫させる
「多くの読者が、ブログやサイトの文章をそのコンテンツの価値を決める指標にする。」という調査結果があるそうです。
強力なブランド力が欲しいと思うならば、あなたはライティングスタイルに一貫性を保つ必要があります。 しかし、中立的な立場を取ったり、個人的な経験談をするのであればそれほど重要なことではありません。 このとき重要になってくるのは、そのスタイルや立場を一貫させることです。
これは特に複数のブロガーが書いているブログには特に重要な項目です。
3. スローガンにこだわる
スローガンを持つことは必須ではありませんが、読者の心を捉えるわかりやすい説明のひとつとなります。
重要なのは、ひとつのスローガンにこだわっていること。 これが毎週のように変わってしまっては、読者は覚えていないだろうし混乱させてしまう可能性もあります。
もしスローガンを使うのであれば、タイトルタグに含めることを検討する必要があります。 これは検索エンジンに表示されることによって、読者へのメッセージを強調することが出来ます。
いろいろなブログを見ていれば分かると思いますが、ブログタイトルと共にスローガン的なものが結構ついていますよね。 そのイメージはかなり強いはずです。
4. ロゴに投資する
原文では「ロゴにお金を投資する」とあります。企業のロゴと同様、サイトのロゴも重要です。 中世のお城も、容易に判別できるようにするため、特徴のある旗をつけていたそうです。
もしお金に余裕がないようなら、中世のお城と同じくしっかり判別できるようにするということを念頭に置きましょう。
5. Faviconを使う
ある意味私の場合、ここで失敗してしまったと今では感じています。 ほとんどのブラウザはFaviconをサポートしていて、FirefoxにはFaviconizeTabなんていう拡張機能もあります。
なかにはRSSリーダーでサイトを探すのにFaviconを目印とする人もいらっしゃるでしょう。 ここにもしっかりとサイトのブランドを訴えるものを含めるべきです。
6. デザインをコンテンツマッチさせる
全体のデザインは内容とマッチさせる必要があります。 意図する目的とマッチさせるのでも良いかもしれません。 たとえばFXについての情報サイトに花の背景画像とかって変ですよね。
読者ターゲットに合わせてデザインを変化させたり、色が人に与える効果を狙って配色してみたりと、様々な方法があると思いますが、そういったことを実践することも非常に大切です。
7. サイトの色味を一貫させる
色は人の気持ちを変えたり、覚えてもらったりするのにとても効果的な役割を果たします。そのため、カレーパレットツールでサイトでどのような色の組み合わせをしたかを確認したりするのも重要です。
参考カラーパレットツール:Color Combinations
参考サイト:色の心理効果 京都塗料商業協同組合
他にも、様々な色を並べる際に、左上に配する色によって与える影響が違ってきたりと、様々な効果が色にはあります。書籍「色の秘密―最新色彩学入門 」なども参考になるかもしれません。
8. ソーシャルメディアでサイト名を使う
あなたはTwitterを良く使ってますか?それともはてな?Mixi? こういったサービスのアカウントをサイト名を連想させるようなものにするのも大切なことです。
ソーシャルネットワークは、世界的なオンライントレンドです。その中でブログやサイトのブランディングを行うのもとてもおいしいことです。
9. 広告にお金を使う
もしブランディングがカンタンなものだったら、企業は大枚はたいて広告を出したりはしないでしょう。
もちろんお金を使わずに行うことだって出来ますが、より容易に速く目標を達するためにはプロモーション活動が効果的です。
予算があまりない場合は、最初の数ヶ月間だけ検討するのも良いです。お金を使うことによって弾みをつけ、その後無料で展開するのも効果を期待できます。
有料広告のひとつの利点は、特定のターゲットに特定のメッセージを伝えられることです。 クリックされずとも、たとえばリスティング広告の上位に位置していれば、ブランディング効果があることも実証されています。(気になったニュース2番目の「Google AdWords 広告のブランド認知度16%アップ」) これを行うことによってターゲットそれぞれに合わせた訴求を行うことが可能になります。
10. いたるところで拡散させる
ブランディングは心理的な意味も含んでいます。 人々の脳裏に焼きつけるという意味です。
いたるところで拡散させるとは、可能な限りの様々な場所でサイトのイメージバナーや名前を使うということです。 YouTubeのようなところでも良いでしょうし、メールの署名やフォーラム、Tシャツのロゴなんていう手もあるかもしれません。
「ブログでブランディングなんて。」 最初は私もブログでブランディングなんてと感じたりもしていましたが、今となるとブログ名で言われると共に、色やロゴでいわれることも多くあります。
お店なんかでも、定着するまでは、色や看板で記憶をたどったりしますよね。 それでも思い出せないところは一向に思い出せない。それではダメなんです、ということを思い知らされるTipsでした。
Via:10 Ways to Brand Your Blog or Website Efficiently
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