パソコンを使えない親に自分のPC画面をテレビで共有できる「TAYORI」
私の母親は電磁波を極端に嫌います。かろうじてフィーチャーフォンは持っていますが、身体に近づけたくないといつも自分から離れた場所に置いています。
そんな母親ですから、スマホやパソコンを使うなんてもってのほか、ウェブを使って何かを共有できれば便利なのですが、そういったわけにもいきません。
今回は、そんな課題を解決しれくれそうなアイテム、「TAYORI」をモニターする機会をいただいたので、早速試してみました。
パソコンがなくてもテレビでPCの画面を共有できる「TAYORI」
「TAYORI」は、遠隔地にあるテレビへ、自分のパソコン画面を映してテレビからマウスやキーボードでPCを操作することもできるアイテム。
パソコンがなくても、インターネット接続とテレビがあれば利用可能。スピーカーを繋げば音声も遠隔地へ届けることができます。
パソコンで見ている画面をテレビに共有できる
↑パソコン同士であればSkypeやTeamViewerなどで画面を共有することは可能ですが、相手がパソコンを使えない場合、同じ画面を見ることは難しいですよね。
↑この問題を解決してくれるのが、TAYORI。自分の自宅PCで映している画面を、相手のテレビ画面に表示させることができます。
たとえば離れて暮らす親と一緒に旅行へ行く場合、旅行の前にグーグルマップやストリートビューで、泊まるホテルの周辺について共有したり、スプレッドシートなどで作成したスケジュールを、画面で確認しながら一緒に計画するなんてこともできてしまいます。
私は今年の4月に、ほとんど海外へ行ったことのない母親をハワイへ連れていくので、先の画像のように、今回乗る飛行機の機内食の写真を見せたり、現地で泊まるホテルの周辺をGoogleマップやストリートビューで教えてあげたりしました。
スピーカーを繋げば音声も送れる
↑TAYORIのライン出力端子にスピーカーを繋げば、パソコンの音声を流すこともできます。
パソコンを使わない親と一緒に、YouTubeにアップされている動画を見ることができるのも便利ですね。
マウスやキーボードで遠隔操作もできる
↑USBポートが2個ついていて、ここにUSBマウスやキーボードを接続すれば、遠隔地からパソコンを操作することができます。これからパソコンを始める親に、自宅から教えることもできてしまいそうですね。
セットアップもカンタン
↑さすがに機会音痴な親にセットアップさせるのは無理だと思ったので、ノートPCを持っていき、その場でセットアップしました。でも、一度セットアップできれば、次回からはACアダプタを差して、テレビの入力切替をしてもらうだけなので、十分にできそうな感じです。
TAYORIが対応していないWindows 8の場合は、DisplayLinkのドライバを別途インストールすれば動作します。
↑TAYORIの本体はモデムと同じくらいの大きさ。LANケーブルをモデムに、HDMI-DVIケーブルをテレビのHDMI端子に差し込んで、ACアダブタをコンセントに挿せば設置完了です。
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新婚旅行でハワイに行くはずが、いろいろあっていけなくなってしまった母親に、より充実したハワイ旅行を楽しんでもらおうと、ウェブとTAYORIを使って現地の情報を共有をしたり、スケジュール表を見せて要望を聞きながら日程調整したりしています。パソコンを極端に嫌う母親とこんなことができるなんて正直諦めていたのですが、本当に世の中便利になっていくものですね。
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