提案書をランディングページで渡せる「Pitchmaker」
PDFで出力した提案書とランディングページ、どちらも目的は商品を売るためのものですが、このふたつが同じものであるという意識にはなりづらいですよね。
相手先企業に商品を提案をするとき、パワーポイントで作成した資料を紙やPDFで渡すということが、ほとんどだと思います。
そして、WEB上に作ったランディングページは、ターゲットを絞ってはいるものの、特定のクライアントに対してのものではないと考えるのが普通だと思います。
今回ご紹介するのは、こういった既成概念を壊してくれそうなものです。
提案書をランディングページにできる「Pitchmaker」
「Pitchmaker」は、特定のクライアントに対してPDFで渡していた提案書を、ランディングページで渡すという発想のサービス。
テンプレートを元に文章を編集でき、動画やアニメーションも入れられるものになっています。
カンタンなインターフェイスで作成できる
デフォルトで3種類のテンプレートが用意されており、その形式にそって文章を編集することでページを作成することができます。編集を楽にしてくれるリッチテキストエディタが付いているので、動画や画像、アニメーションの追加も容易にできます。
インタラクティブな提案書を作れる
WEBベースだから、プランを動画やアニメーションでも伝えることができます。文章で回りくどく説明するよりも、動きのあるイメージで伝えられるので、より効率的な提案ができそうです。
動画はもちろん、外部サイトで埋め込める機能を持ったプロトタイプあるいはワイヤーフレームの作成サービスやGoogleマップを入れることもできますね。
モバイルでも気軽に見れる
サイト自体はBootstrapで作られているので、モバイルにも対応。デスクトップPCに向かわなくても企画書を確認できるようになります。
パスワードもかけられる
企画書を公開する際に、任意でパスワードを設定することも可能です。そもそも不特定多数のかたに向けたものではなく、クライアントを指定したものである前提なので、パスワードを掛けられるのは助かりますね。
トラッキングできる
アクセス解析ツールのようなグラフまでは表示されませんが、誰(クライアント)が、どのページを、どのくらいの時間見ているかという履歴が残るようになっています。
ランディングページの場合、アクセス解析ツールのデータなどからページを改善していくことになりますが、PDFで提出した資料を改善するには、相手に提案して何が刺さった、刺さらなかった、伝わった、伝わりづらかったなどといったことから改善をおこなっていると思います。それを、どのページをどれくらいの時間見ていたか、という観点からも分析できるのはおもしろそうです。
興味があるかたはPitchmakerへどうぞ。
1点、料金表のページで日本円に対応していないのは残念ですが、料金表の機能を使わなくても、テーブルを追加して編集すれば料金表として事足りるので、まあ良いかなというところです。
この記事を読んだ方は以下の記事もご覧いただいています
- 前の記事: 異なるデバイス間でカンタンにファイル転送できる「Send Anywhere」
- 次の記事: 指定したサイトのキーワードを月間検索数とともに抜き出せる「KEYWORD GENERATOR BY URL」
- ジャンル: プレゼンテーション