Google AnalyticsでMT4ブログのRSSからのトラフィックを測ってみた
以前にご紹介するといっていたGoogle AnalyticsでのRSSトラッキングを試してみて、自分なりに見えたものもあったのでご紹介します。
Google AnalyticsでRSSからのトラフィックを測る
結論から申し上げると、これは絶対にやっておいたほうが良いと思います。しかしリスクも伴います。そのリスクも含めて書き留めておきます。
GoogleAnalyticsでRSSからのトラフィックを測るには、トラッキングコードを追加するわけではなく、RSSのファイルにパラメータを追加してあげるだけで購読者の属性を知ることができるので損はないはず。しかし、このパラメータを追加するというのがちょっと問題に。
- メリット
- RSS購読者が他の読者とどのように傾向が相違するかを認識できる。
- デメリット
- 記事URLにパラメータが付くので、「はてぶ」などのSBMのブックマーク数が2つに分かれてしまう。
このデメリットは、そもそもGoogleにパラメータ付加しないでも計測できるようにして欲しいという要望が出てきますよね。
URLにパラメータが付くことによって、別の記事と判別されてしまう。せっかくコメントいただいてるのにユーザビリティ的にもよろしくなさそうです。
今までにご紹介している海外の無料アクセス解析ツールでは、FeedBurnerの購読者数や流入数も測れるものが多くありました。殊にWoopraではSNSや購読しているReaderも特定しています。(※日本のSNSはmixiのみ判別)
私のサイトではmixiとTwitterからの流入を判別してくれています。
RSSからのトラフィック計測結果
↑これが今回計測してみた結果です。このブログのテーマも関連してか、通常よりもRSSからの流入の割合が多いみたいですね。
そしておもしろい傾向が見えたのが、RSS購読者が他のメディアに比べて「サイト滞在時間」、「ページビュー」が多いこと。これをドリルダウンしていくと見えてくるものがもっとありそうですよね。
MovableTypeでRSSを計測する手順
MovableType以外でも、RSSのファイルをカスタマイズできるなら計測可能です。付加するパラメータはツール: URL 生成ツールで簡単にURLを設定することもできますが、下記でご紹介するものにちょっと変更を加えるだけでも大丈夫です。
- ATOMの場合
- 1. 下記コードを探します。
<link rel="alternate" type="text/html" href="<$MTEntryPermalink encode_xml="1"$>" />
- 2. 下記サンプルのように上記コードへパラメータを付与します。
<link rel="alternate" type="text/html" href="<$MTEntryPermalink encode_xml="1"$>?utm_source=webm&utm_medium=rss" />
- ↑「webm」の部分を任意のものに変更してください。
- 3. ファイルを再構築。
- RSS2.0の場合
- 1. 下記コードを探します。
<link><$MTEntryPermalink encode_xml="1"$></link>
- 2. 下記サンプルのように上記コードへパラメータを付与します。
<link><$MTEntryPermalink encode_xml="1"$>?utm_source=webm&utm_medium=rss</link>
- こちらも「webm」の部分は任意のものに変更してください。
- 3. ファイルを再構築。
上記手順を行うと、Google Analyticsに結果が反映するようになります。また、MTでなくとも、記事URLのタグの後ろに上記のようなパラメータを付与すれば同じように計測することが可能です。
RSSからのトラフィックの見方
- Google Analyticsを開き、ログインします。
- サイドメニューから「トラフィック」>「すべての参照元」を開きます。
- ↑の画像のように、「表示:」のプルダウンメニューから「メディア」を選択します。
- すると一覧が表示されます。
あとは表示を円グラフや平均との比較をすることによって、RSS購読者の動向を視覚化することができます。
今回の方法でもFeedburnerの解析はできないんですよね。海外の無料アクセス解析ツールではFeedburnerも一緒に解析できるものが出ているのに、アナリティクスでできないというのはちょっと。。。
海外のものだとFeedburnerが.comドメインになるため、日本のFeedburnerを使っている人はいつも涙を飲んでいるわけで、本当に欲しい機能のひとつですよね。
Via:Analytics 日本版 公式ブログ: RSSフィードとアクセス解析
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