“【書評】「WebPRのしかけ方」は 初心者にも分かるWebPR戦略の詳細なガイドブック”へのコメント1つ
- ラテン系企画マン: 2009-07-11 07:35
本書は、広告の全否定、WebPRは全能であるとの
誤解を与える偏った内容だと思います
このたび、ビルコム株式会社より「WebPRのしかけ方」をご献本いただきました。ありがとうございます。
さて、早速読んでみたのですが、WebPRの手順が詳細に書かれていて「これは分かりやすい。」という印象でした。
ちなみに「これからWebPRを仕掛けたい」と考えられている知り合いも読まれていたのですが、同様に「僕にも分かりやすかったです。」という意見でした。
ビルコムの社長といえば、私と同い年。なんとも言えない気分ではありますがw それは置いといて、この書で最も重要視されている点が「動かす」こと。
ストーリー性を持つことによって、ただ単に訴えかけるだけでなく、未来の顧客をじっくりと育てていくことがどれだけ大切かということを、様々な根拠から納得させられます。
広告では興味を惹かせる事が難しくなっている中で、消費者の購買ステップを次へ動かすことに着目して考えられたこの書の内容は、まさに今のマーケティングトレンドへ合わせられたものになっています。
本書は、戦略立案からメディア選定、その後の効果測定まで、手順を追って詳細に解説されていて、PRを手がける際には手放せない手順書になっています。
具体的なことを言うと、プレス用のツールはどのようなものが必要かなどといったものから、PRを最適化するための考え方を、図解付きで詳しく、そして順を追って紹介されています。
そして、外部に委託すべきか、それとも社内ですべきかの判断材料も提供してくれているのも親切且つうれしい視点ですね。
これからWebPRを仕掛けていきたい、あるいはチャレンジしているけれど、なかなかうまく行うことが出来ないという方に読んでいただきたい一冊です。
他にもWebPR系の書籍が続々と出てきていますが、読むなら是非最初に手にして欲しい一冊だと感じています。
本書は、広告の全否定、WebPRは全能であるとの
誤解を与える偏った内容だと思います