[書評]女子大生のイラストで、ネットの仕組みが面白いほどよく分かる!「小悪魔女子大生のサーバーエンジニア日記」
「なんでこの本はこんなに分かりやすいんだろ??」
これが、この本を読んだ私の感想です。
巷に出回るネット解説書はとても難しく感じる私ですが、この本はサクサク読めて、インターネットの小難しい知識がスラスラと頭に入るのです。
しかも、難しい本を読んでいるときに感じる
「難しくて読むのが苦痛・・・(読むの止めちゃおっかな・・)」
「えっ?何?意味分かんないw」
というような感覚に襲われることなく、それはそれは楽し~く読みながらインターネットの知識を習得することができました。
その秘密はやっぱりインターネットの仕組みを可愛いイラストで図解していることかも。
楽しくネットの仕組みを学びたい人必見
可愛すぎる表紙に、「小悪魔」「女子大生」というちょっとニヤケてしまいそうな単語の入った怪しいタイトル。
一見、女子大生の日記ブログの書籍化と思いきや、その中身はインターネットの解説書。
特徴的なのは、インターネットの仕組みを、女子大生がイラストで分かりやすく図解している所です。
分かりやすさを比較
では、どのくらい分かりやすいんでしょう?DNSサーバーの解説を例にあげてお話します。
まず、DNSサーバーの解説をWIKIで見てみるとこんな感じ
ホストの識別子を利用者が理解し易い形式(ドメイン名、例えば’ja.wikipedia.org’)とコンピュータが理解し易い形式(IPアドレス)を対応付けるコンピュータやサーバソフトウェアのことである。
う~ん、初心者の私にはちょっと何を言っているのか・・・。
このような難しい表現を、この本では次のように、たとえ話を交えたイラストで解説しています。
【1】ウサギ村は数匹のウサギ達が住む村です。
村民の数は多くないので、皆が皆のことを知っています。
【2】そんなウサギ村ですが、だんだん村人(ウサギ)が増えてきました。
村にはお互いを知らないウサギが増えてきて関係がギクシャク。
郵便局の人も、誰に手紙を届けたらいいかサッパリわらなくなってしまいました。
【3】そんな時、ウサギ村のウサKINGがウサギ同士を識別して把握するための仕組みを作りました。
→「それが、DNSサーバーですっ」
どうですか?
WIKIより分かりやすいでしょう?
もちろん、イラストだけで表現しきれない箇所は、きちんと文章でも解説されています。
イラストで基本的な部分を解説しているので、文章の意味も理解しやすいという、うれしい副作用つき。
女子大生の落書帳を覗き見している気分で、らく~に楽しくネットの仕組みを理解できる「小悪魔女子大生のサーバーエンジニア日記」、必見です。
著者のaicoさん、ご著書をお送りいただき誠にありがとうございました。サーバーやドメインの仕組みの難しさに悩んでいる、多くのひとを助けられる書籍だと私は感じました。
(Yuu=ライター)
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