Overture(オーバーチュア)のスコア品質管理がついに始動
新しい掲載順位決定方式の導入時期について
広告主の皆様には先週、メール等でお伝えしておりますが、いよいよ広告の品質を加味した新しい掲載順位決定方式の導入が近づいてきました。本ブログでもあらためてその内容についてお知らせいたしますので、ご一読いただければ幸いです。
ついにオーバーチュアにもスコア品質が来週導入されそうですね。
オーバーチュアの新スポンサードサーチ「パナマ(Panama)」の実証データでもその変化を見てみましたが、実際にどうなるか気になります。
既知の通り、Google Adwordsでは以前から導入されている品質スコアの概念、普段Adwordsを使わない人のために、どういったものかというと、「入札価格が一番高いからと言って、一番上にあがるわけないですよ。」というものです。
アドワーズにおいての品質スコア
- 入札したキーワードにおいて、一番高い金額を提示しても、クリック率が低ければ掲載順位が下がる
- キーワードとコンテンツの関連性が薄い場合は、掲載順位が下がる
- 過去の掲載結果による実績
- etc…
また、アドワーズのヘルプにもこのように書かれています。
品質スコア
AdWords 内で最も関連性の高い広告とキーワードを評価するたびに、常に目にする要素がいくつかあります。 これには、キーワードのクリック率 (CTR)、広告テキストの関連性、Google でのキーワードの過去の掲載結果、広告に関連付けられているリンク先のページやサイトでのユーザーの利便性といった、掲載結果に関する随時変動する要素が含まれます。 これらのすべての要素やその他の要素をまとめ、Google では各キーワードに対する広告の品質を評価した値である品質スコアを考案いたしました。
キーワードの品質スコアは固定したものではなく、広告、キーワード、リンク先ページの品質の変化によって増減します。 このスコアは、AdWords での掲載結果が高い場合も変化します。たとえば、クリック率が高ければ、全体的な品質スコアが引き上げられることがあります。
品質スコア = (キーワードのクリック率、広告テキストの関連性、キーワードの関連性、リンク先ページの関連性)*
ちなみにオーバーチュアの場合はこうなります。
オーバーチュアにおいての品質スコア
品質インデックスの基本情報
- 広告ごとに品質インデックスを1~5個の目盛り(スコア)で表示
(1 = 低品質/5 = 高品質)- 品質インデックスの値決定の主要な要素はクリック率
- 新しく広告を作成した場合、品質インデックスは様々な要素に基づき決定
要は、T&Dの作り方も大事、広告の飛び先ページの内容も大事、ということですね。
SEO対策とまでは行かなくとも、飛び先ページのコンテンツも、しっかりと関連性を重視したものにしなければ厳しい可能性があります。
また、オーバーチュアの品質インデックスのメリットについてこう書かれています。
新掲載順位決定方式のメリット
- 広告の品質を高めることで、検索結果の上位での掲載と、適切なクリック料金が提供されます。
- 競合他社の入札価格を気にする必要がなくなります。
- 24時間常に入札価格を気にかける必要もなくなります。
- ターゲットへの広告メッセージの訴求効果を高めることに集中でき、広告のクオリティが向上します。
オーバーチュア品質インデックスの攻略法は、簡単に言ってしまうと、いかにうまいT&Dでクリック率を高め、内容の充実したコンテンツへと導くかということになります。
Googleも、品質スコアのアルゴリズムは幾度となく変更しており、広告品質の向上のために変化しています。最初からGoogleと同等のレベルを期待することはできませんが、消費者にもより有益に、また、広告主にとっても、多くのケースでクリック単価が低減されることを期待できます。
アメリカではニッチキーワードを狙う企業にとって不利となる傾向にあり問題視されていますが、果たして日本ではどうなるのでしょう。
オーバーチュア公式ブログ
http://blog.overture.co.jp/blog/200707/45/新しい掲載順位決定方式の導入時期について
オーバーチュア(概要)新掲載順位決定方式
http://help.overture.com/l/jp/overture/ov/sps/start/overview_newadrank.html新掲載順位決定方式の詳細
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