日本のWEBサイト利用者数ランキングをグラフで読み解く 【2008年3月】
comscoreで公開されていた日本のWEBサイト利用者数のランキング。春休みの影響が結果に出ているとITmedia Newsでも紹介されていました。果たしてそれは本当なのか、少し深堀りしてみました。
日本のWEBサイト利用者数ランキングをグラフで
何よりもまずは視覚化ということでグラフを起こしてみました。
3月に最も利用者数が増加したサイト
3月に最も利用者数が多かったサイト
↑「ほ~。」という感じですよね。しかし、それで納得して良いものなのか。気になってしまうのがWEB担当者ならではです。
Goolgeトレンドで少し深堀り
Googleトレンドでそれぞれを見てみました。GWにはかなわないものの、確かに旅行系のじゃらんが伸びていますね。他は大差ないものの、ハンゲームも伸びていたようです。しかしコナミは何かおかしい。調べてみた結果が↓になります。 海外ではさほど話題にはなっていませんが、3月にコナミがメタルギアソリッド4のPS3同梱仕様をリリースしています。
そしてもうひとつ気になるのが、このアクセスの増加が「春休み」をもらえる学生によるものなのかどうか。Googleトレンドで3月のみに絞って見てみました。↓
明らかに土日にアクセスが集中しています。エンタメ系のサイトは土日が勝負というセオリーは休み中も変わらないようですね。むしろ連休中はエンタメ系もアクセスが少ないという現実も!?
なんだか良くわからないので3月と4月を重ねてみました↓曜日を合わせてます。
薄いほうが3月です。確かに3月のほうがボトムアップしてますが、エンタメ系で土日が多いのは普遍のようですね。
学生も春休みの平日はいろいろと忙しいのでしょうか。確かに私も学生の頃の春休みの平日はバイトに明け暮れていたような。
データを見たい方はGoogle Trends: ハンゲーム,コナミ,じゃらん,ホットペッパーへどうぞ。
結局のところ結論が出てないじゃん。と突っ込みたくもなりますが、図解してみるといろいろな仮説が立てられて面白いよね、というのが今回のテーマ。
落ちは春休みに入った学生との出会いを狙った学生以外によるアクセス増だったりするw!?
Via:comScore Ranks the Top Japanese Web Sites for March 2008
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