湯川さんの講演「テクノロジーになる広告と、マーケティングの未来」に参加しました
風邪で目の前がクラクラしてきたので懇親会に参加できなかったのが残念でしたが、広告の未来をおもしろい角度から見ることが出来た有意義な勉強会でした。個人的に受けた印象なので、ズレズレな点も多いかと思いますが、そこは私個人的な意見として受け止めてください。
今回感じたこと
湯川さんご本人が、「湯川め、夢みたいなことを言いやがってと思うかもしれないが。」とおっしゃっていたけれど、誰かが「夢」すなわち未来のビジョンを提唱しなければ、向かうべきものがなくなってしまうわけだから素晴らしいことだと感じています。
私自身、社内で会社の現状に合わせてフェーズ分けして企画を提示しても「飛躍しすぎだ。」なんて言われる事がありますが、「夢」であるゴールがなければ進むべき道が見えてこないというのは非常に共感できます。そして、今回の講演で感じたことは、社内でも言葉やビジネスモデルに関するデジタルデバイド的なものが進む中、誰にでも理解できるように噛み砕いていくことが足りていなかったなと改めて反省させていただきました。
広告の未来は?
結論からいうと、広告の未来はクリエイティブよりも、テクノロジー。テクノロジーによってCRM、WEB解析、メールマーケティングなどが融合。パーソナライズドの自動化が一般的になり、「三河屋さん」的コミュニケーションサービスが伸びるのではないかと言うことです。そしてネットに向けた広告とともに、インフラ、ネットワークを整備し、スーパーなどのリアルでの広告、デジタルサイネージも伸びていくのではないかとの事、つまり私たちはネットや部分的なものだけに偏った考え方ではいけないと言えそうですね。
今の広告は過渡期にある。
様々な過去のデータから今広告は過渡期にあるとか。 こういった時期には新しいもの(グレーの部分)が成長し、既存のもの(コアの部分)はなくならないまでも、徐々に縮小していくそうです。
まさにこのコアの部分がこれまでの4大広告と言うことができます。そしてコアであるマス広告を抜かすまではいかないまでも、ネット広告は今後も伸びていくであろうと。
三河屋さんの再来
サザエさんの「三河屋さん」をたとえにした、きめの細かいパーソナライズドサービスが台頭してくるだろうという考え。これは非常に分かりやすかった。そして新しいものを求めることから、昔ながらのスタイルを懐かしむ回帰性を感じさせてくれました。
- 「ちわぁ、三河屋です。」と、なくなるころにやってくるパーソナライズド。
- 「波平さん体気にしてるんですって?減塩しょうゆなんでいかがです?」と、行動ターゲティング。
- 「ちなみに今こんなものが入ったけど、こういったの好きだったよね。」的なリコメンデーション。
そのほかにもあったような気がしますが書き取りきれず、忘れてしまいました。ともあれ、こういったサービスが自動化されてくるであろうということ。確かにそれは目指すべきものでしょうね。
ディスカッションの議題
CAテクノロジーの小越さんが司会をされていたのですが、↑のようなディスカッションの議題を出されていました。ここでの議論もおもしろかった。長くなるので機会があったらまとめようと思います。
こういった勉強会に参加したのは初めてだったのですが、様々な視点を垣間見ることができて非常におもしろかった。今回はあまりうまくまとめられませんでしたが、今後も積極的に参加して行こうと思います。
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