タスポとパスモから見るネーミングユーザビリティ
「ねー、タスポ持ってる?」
「んー持ってないな、今日 車だし。」
「・・・???」
最近こんな会話が頻発されます。
少なくとも3回は覚えがありますw
TaspoとPasmoから見るネーミングユーザビリティ
売れている商品やサービスで先ほどのようなケースはあるでしょうか?
ましてや公共サービスでは。
「売るためのものではないから」という考えもあるでしょうが、
使う側にとっては紛らわしくて面倒なこと この上ない。
現にタスポのおかげでタバコの自動販売機が激減しています。
ネーミングの失敗によって発行数が減ったためではないかと
思ってしまうくらいですw
コンビニにとってはうれしいことかもしれませんが、
街のタバコ屋さんにとっては迷惑なこと この上ない事です。
もっと言えば、
「パスモ」=「パスネット」がなんかすごくなったやつだよね?
で済むと思いますが、
「タスポ」=「タバコ」にはどうしてもならないんですよね。。。
まあ普及に直接関係することではないでしょうけど。
何回この二つを口に出しても、文字にしてみても紛らわしい。
実例で見る わかりやすいネーミング
最近 当ブログでご紹介したサービスに
「エクセルシートをHTMLテーブルに変換しちゃう君 」
というものがありました。
ほぼまんまだけどw、出来ることが想像つくし、
周りでも「しちゃう君」で話が通じそうですよね。
ブログのタイトルを考えるときに、あまりにもサービス名が秀逸すぎて
「そのまま使ってしまえ」と思ったくらいですw
「東京メトロのTOMEカード♪」もメロディーが頭に残りつつ、
「なんでTOME?」というところもCMに見入らせ、
「なるほどね」も引き出せる。
少なくとも他のサービスと混同させることはないし、
いつでもメロディと共に名前を思い出すこともできます。
ネーミングユーザビリティの考え方
最近、Webサイト構築において利用するユーザーを設定し 、
その立場でサイトを評価する「ペルソナ」なんて手法が注目されていますが、
ネーミングにもそういった手法が大事だなと感じさせられます。
そのサービスを使うであろう、そして求めるであろう人たちが
- サービスの名前を聞いたときに興味を抱くか
- サービスを使ったときの自分をイメージすることができるか
- サービスを人に教えるとき、迷いなく言葉に出せるようなものであるか
このような点において、しっかりと押さえられているかどうかが
非常に重要な点になってくると思います。
世間でも「口コミマーケティング」なんてものが
もてはやされ始めていますが、そういったものへすがる前に、
「サービスの名前は使う人にとって本当にしっくり来るものなのかどうか」
ということを、しっかり考えるべきではないでしょうか。
シンプル イズ ベスト
タスポも最近のネーミングの流行りに乗ったのでしょうけれど、私は言いたい。
「タバコカード」で良いじゃないかと!
「WEBマーケティングブログ」より。
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