地域別の検索トレンドを視覚化した「Google Insights for Search」
検索のトレンドを測るものといえばGoogleトレンドがあるわけですが、今回Googleが開始した「Google Insights for Search」は、Googleトレンドの機能をさらに強化、視覚化したものになっています。地域ごとに戦略を変えるためにも、これはネットだけでなくリアルでも十分に使えそうですね。
地域別の検索トレンドの視覚化を強化した「Google Insights for Search」
これが「Google Insights for Search」の表示結果。ヒートマップによって視覚化を強化しています。
Youtubeをお使いの方は「これは?」と思われたかもしれませんが、Youtubeの解析機能「Insight」の一部のグラフを踏襲した形になっています。
「Google Insights for Search」使用例
これはキーワードを選択せず「サッカー」というカテゴリで複数の国を比較した例。つまりサッカー関連のキーワードでどの国が一番検索されているかというもの。
上記使用例から、ブラジルよりもドイツのほうがサッカー関連の情報を検索されていることが分かります。日本の場合、言語が違うために海外と比較するのが難しいですが、このようにカテゴリーで比較することが可能になっています。
ピザはイタリアとアメリカどっちで人気?
これはおもしろい例ですよね。ピザの本家本元であるイタリアよりもアメリカのほうが多く検索されているという問題提起。
急上昇ワードのランキング
以前にGoogleが急上昇ワードなるものを提供し始めましたが、これはその細分化版。ここに「Breakout」と表示されている場合は検索増加数が5000%を超えたということを表しているそうです。
こういったように組み合わせ次第でいろいろなことに使えそうなのが「Google Insights for Search」です。
ストリートビューの検索傾向
とても時事的なので、日本と共にストリートビューがローンチしたオーストラリア、そして世界との比較を「Google Insights for Search」からCSVデータをダウンロードしてマージしてみました。
コレを見れば、オーストラリアでストリートビューのマッシュアップサイトがすぐに出たというのが分からなくもなくなってきますよね。
※縦軸の数値は検索の絶対数ではなく指標化されたものですので、このグラフは検索数の比較ではありません。検索の伸びがどれくらいかというように見ていただければと思います。
国別検索傾向
ここで気になる国の検索数が多くなっているのがお分かりになりますでしょうか。
見づらいかもしれませんので、さらにズームインしてみましょう。
アジアにズームイン
これで見れば一目瞭然でしょう。いまだストリートビューがローンチしていない韓国で日本より多く検索されている。これは何を意味しているんでしょうね。
興味のある方はGoogle Insights for Searchへどうぞ。
使い方次第でいろいろなトレンドが一目で分かる、まさに情報整理。今後はどのサービスを視覚化してくるんでしょうね。
Via:Inside AdWords
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