ページランク7の優良!?サイトがGoogleから消された理由
タイトルで言う「優良!?サイト」というのは、「自らペナルティを受けるまでの悪質なスパム行為をしていない」ことを指しています。
悪質なスパム行為をせず、尚且つページランク7のサイトが何故Googleからペナルティをうけることになったのか。サイトオーナーが自ら記事にしていましたのでご紹介します。
ページランク7のサイトがGoogleから受けたペナルティ
このサイトの16,000以上のページがすべてGoogle検索結果から排除されたそうです。
これによって、UUがペナルティを受ける前の4分の1以下になったとか。
ページランク7のサイトがGoogleから消された理由
- コメントスパム
- テキストリンク広告
- 複数ドメインでの同一サイト運営
まだ確定は出来ないようですが、どうやら同一IPによるコメントスパムと見ているようです。
そのコメントスパムは、複数のドメインに向けてリンクが貼られているものの、どう見ても同じ内容でのコメントを長期間にわたって繰り返し投稿していたそうです。問題はコメントのリンク先にあったとか。(次項参照)
他に考えられる原因として、このサイトが文中のテキストリンクを有料リンクとして販売することを収入のモデルにしていたことですが、どうやらそれは原因として考えにくいとの見解が多くの人々からあがっていたようです。
このサイトでは、3つのドメインを取得しており、それぞれのドメインからメインのドメインへ301リダイレクトをかけていたそうです。
今回のペナルティでの新しい発見
- コメントスパムの放置は危険
- テキストリンク広告は現段階では有罪ではない
- 複数ドメインよりも1つのドメインでの運営が良い
今回のコメントスパムのうち、最も悪質な2件が指しているドメインは、Googleがインデックスを禁止しているサイトだったそうです。
有料リンク報告をされた場合に、Googleがどのように判断するかにもよりますが、今回のケースではペナルティの原因ではないようです。
このサイトでは、3つのドメインすべてが同一のIPを指し示していたようです。違うドメインで同じコンテンツを示すことも、同じページを示すこともやめたほうがGoogleとしてはいいようです。
実はウェブマスターツールにこれに関するエラーが表示されていたようなのですが、毎日見るわけでもないので見落としていたとか。最近機能がアップデートされて、今までなかったエラーも表示されるようになっているので、ウェブマスターツールを頻繁にチェックするのも重要になるかもしれません。
結論
私なりの勝手な推測に過ぎませんが、
- 3つの同一IPによるドメインからリダイレクトしていることをGoogleが調査
- ウェブマスターツールでの警告にも関わらず、修正が見られなかった
- 調査中に禁止サイトへのリンクが大量に発見され悪質、または危険なサイトと認定
- 放置は危険とみなし、インデックスから削除
コメントスパムが直接的な原因ではないとは思いますが、いくら勝手に書かれたものであってもサイト訪問者が被害にあう危険性もあること考えれば、しっかりと対策をすることがユーザーフレンドリーであると言えますよね。あながちGoogleの行為は批判されるべきではないのかもしれません。
Googleがこの件で、事前に通知しなかったのにも明確な理由があります。
このサイトオーナーも言っていますが、Googleは数年前に、ガイドラインに違反するサイトに対してメールを送るような体制を作りました。しかし、このメールを装った悪質なスパムメールが頻発し、Googleはこの計画を中止せざるを得なくなったわけです。
この件に関して、様々な人が言及し、フォローする記事を書いているようです。
万一Googleに排除されてしまうようなことがあっても、人々に愛されるようなサイトであれば、様々な人が手を差し伸べてくれると言うことですね。
原因が自責か他責かを問うよりも、多くの人が手を差し伸べていることが本質的にこのサイトにとって重要なのではないかと感じました。
より詳しい内容は、当該サイトのMasterNewMedia(英文)へどうぞ。
↓あなたの努力の方向性、本当に大丈夫ですか?
この記事を読んだ方は以下の記事もご覧いただいています
- 前の記事: アメリカン航空が他社のキーワード商標侵害に対してGoogleを告訴!?
- 次の記事: Google Matt Cutts氏によるブロガー向けSEO Tipsから見えるもの
- ジャンル: Google 全般, Google八分, SEO