【書評】「バイラル・ループ」は中小・零細企業のオーナーにもオススメ
近頃、国内においてもソーシャルメディアの重要性があらゆるところで説かれはじめ、Twitterなどをからめたプロモーションも多く見かけるようになりましたよね。
それでも、メディアで取り上げられる活用事例は大手が手がけたものばかりで、中小企業のオーナーとしては、その活用メリットをなかなか見いだせていないのではないかと感じています。
「バイラル・ループ」あっという間の急成長にはワケがある
今回読んだ、「バイラル・ループ」は、
- 「ソーシャルメディアというものがイマイチ理解できていない。」
- 「既存ビジネスには精通しているけれども、ネットが絡むとよく理解できなくなる。」
という中小企業のオーナーに特にオススメしたい一冊。
情報がソーシャルメディアを経由して、ウイルスのように伝播していく現象である「バイラル・ループ」を、インターネット創世以前に起きていた同様の現象と絡めているのが非常にわかりやすいのではないかと感じます。
豊富な成功事例
また、多くの事例を取り上げているのも本書の特徴。
その多数の事例から共通点を見いだし、自社の取り組みに活かすという観点で見ても、非常に有効であると思います。
取り上げられている成功事例の一部
- オバマ大統領
- タッパーウェア
- ネットスケープ
- Ning
- ホットメール
- Gmail
- ペイパル
- メントス
- バーガー・キング
- ペイパル
そして、本書自体もバイラルループを起こそうと試みているのもおもしろいところ。
たとえばオフィシャルサイトの試し読みでは、本書のまえがきから序章までと第9章(約50ページ)を試読することができ、読み始めたことをTwitterでつぶやくと、図書カードがあたるというキャンペーンもおこなっています。
バイラルループ目次
- まえがき 佐々木俊尚(ITジャーナリスト)
- プロローグ 小さなアイディアが「大きな富」に化ける瞬間
- 序章 大統領のバイラル作戦
- 第1章 元祖はタッパーウェアだった
- 第2章 ウェブというバイラル培養器
- 第3章 バイラル大平原の開拓者たち
- 第4章 メッセージの起爆力
- 第5章 決めるのは消費者だ
- 第6章 バイラル動画の広告効果
- 第7章 バイラル成長の罠
- 第8章 ペイパルの戦い
- 第9章 ブログ時代のバイラル・ビジネス
- 第10章 「臨界量」をどう超えるか
- 第11章 SNS、成功の法則
- 第12章 広告の新たなスタイル
興味のある方は、Amazon:バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがあるへどうぞ。
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