学研とスクエニの共同出資によって立ち上げられたSGラボが、先日「アドバゲーム」を提供開始しましたが、その影響力はどれほどのものになるのでしょうか

ゲームを活用した広告「アドバゲーム」の影響力は?将来性は?


ゲームを活用した広告「アドバゲーム」

学研とスクエニの共同出資によって立ち上げられたSGラボが、先日「アドバゲーム」を提供開始しましたが、その影響力はどれほどのものになるのでしょうか。

アドバゲーム第一弾「The Shochu Bar」

どこかで見たようなフラッシュゲームではありますが。
このゲームの目的は、ゲームをすることによって、焼酎カクテルの作り方に興味を持ってもらうこと。元々焼酎カクテルに興味のなかった人に甲類焼酎だから作れるカクテルがあると言うことを認知させるものだそうです。

マーケティングの観点からしても、このやり方は、なかなかうならせるものがあります。
日本人の感性は非常に肥えてきて、生活も豊かになって成熟しつつあり、ニーズも多様化しています。
そんな背景から、今まではソリューションと言う問題解決型の提案が主流で、多くのビジネスモデルを作ってきましたが、感性や生活が豊かになってきたことによって、問題解決型ではなく、新しい価値観の提案をすることが主流になっていくようなのです。

広告とゲームがビジネスとしてつながろうとしているこの時期に、さらに新しい価値観の提案をする要素を持った焼酎カクテルのアドバゲームの広告が出されたことは、非常に期待が持てると言うことですね。

「The Shochu Bar」での手法は、広告主である焼酎SQUAREがより多くの人に焼酎カクテルの楽しさを知ってもらいたいという考えから出たのだとは思いますが、成功法則がうまく合致したように感じられます。

SGラボのコンセプト

SGラボのコンセプト

アドバゲーム(広告ゲーム)といっても、その用途は様々なものになるでしょうね。
E-ラーニングも今後様々な教育の場で主流になっていくでしょうし、情報の図式化によって、わかりやすく伝達すると言うことも、情報アーキテクチャの分野で少し遅れている日本でも重要なこととなるはず、そこに、SGラボの事業がぴったりはまって来そう。

シリアスゲームの展開領域

シリアスゲームの展開領域
シリアスゲームとは?
ビデオゲームの技術・デザイン、あるいは表現メディアとしての機能を活用し、教育・コミュニケーションツールとして社会的問題の解決に役立てようという概念。これまでのゲームは”ゲームのためのゲーム”(Game for Play)、つまり、開発の目的が”エンターテインメント”や”プレイ”が主体のものでした。シリアスゲームは、その開発の目的が学習や医療、福祉など、社会的な諸処の目的に準じて開発されるものです。

本質的に強い企業が表に出てきました。ゲーム分野では先進をいく日本が、この分野を強みに発展していけば、10年遅れていると言われるものも、逆転する可能性は大いにありますね。

スクエニや、任天堂がGoogleやマイクロソフトに取って替わってIT先進企業になるというのも夢ではないのかもしれません。

焼酎SQUARE

http://www.shochu.or.jp/
アドバゲーム「The Shochu Bar」

SGラボ

http://www.sg-lab.net/
学研とスクウェア・エニックスによる合弁会社
クール・ジャパン 世界が買いたがる日本
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価格:¥ 1,680
平均評価:4.5
納期:通常24時間以内に発送
元記事:WEB担当者フォーラム
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